R4_120 卒業式の余韻
昨日(3/15)、卒業式を無事に終え63名の卒業生が北中を旅立ちました。
式での合唱や、クラスに戻っての学活では涙する場面もみられ、思いがたくさん詰まった最後の学活となりました。
卒業式の午後の学校は閑散としていて、その静けさには、「本当に卒業してしまったんだ」という、心にぽっかりと穴の空いていることが突きつけられるような錯覚を覚えます。
夕方、静まりかえった校舎で、3年間ともに過ごした卒業生諸君の余韻を探しました。
下級生からのメッセージ
2年生は折り紙のハートに
1年生はカードに感謝の言葉です
黒板もそのまま…
空っぽになったロッカー
踊り場のパンダも泣いている…
初の掲示も「いとかなし」
3年生の教室はすぐには使わないので、もう少しだけこのままにしておこうかな…。
もう30年くらい前になりますが、私が初めて担任をして3年間一緒に過ごした子どもたちを卒業させた時、心にぽっかりと穴が空いて、4月からの新しいクラスになじめない時が続きました。
5月の連休開けの朝に、3階にある自分のクラスに行くと、3月に卒業させた子どもたちから、「新しいクラスの子どもたちとガンバレ!」のメッセージが黒板一杯に書かれていました。
連休中に20人くらいで集まって、遊んだ帰りに学校に寄ったらしく、たまたま部活動が終わって残っていた先生の許可をもらって、教室に上がり込んでメッセージを書いたとのことでした。
勇気をもらった私は、かみしめるように、そして感謝を込めて、黒板消しでそのメッセージを消しました。
卒業は生徒にとってだけでなく、先生にとっても大きな大きな節目と悟りました。
追伸
今日(3/16)、帰り際に3Bの教室を覗いたら、すでに飾り付けは片付けられ真っ白の黒板でした。
明日は、公立高校の合格発表日です。気合いを入れ直して全速前進です!