#R4_北中ブログ
R4_82 Let's dive!
未来の203x年、社会科の授業…。
「今日は、エジプト文化の勉強です。じゃあ全員ゴーグルを付けて、VR上のルクソール神殿に集合!」…「全員いるね、じゃあそれぞれで20分ほど神殿の中を自由に歩いて、20分後にもう一度ここに、集合してください」… 。
(現在、Youtube上にあるルクソール神殿のVRコンテンツ。まだ歩くことはできませんが360°の見学は可能です)
VRとは、コンピュータ上に作られた仮想的な世界を、まるで現実のように体験させる技術のことです。「バーチャル・リアリティ(Virtual Reality)」の略として、VRという言葉を使います。
今、もの凄い勢いで進化しているのが仮想空間を利用するためのVRゴーグルです。一人一台端末の次に、このVRゴーグルやVRコンテンツが教育に大きなインパクトを与えると言われています。
HMDといわれるVRゴーグル
装着はこんな感じです!
そもそも、なぜVRゴーグルに興味を持ったのかというと、不登校生徒の支援に使えないだろうかと考えたからでした。 -自分の姿を見せるのが嫌な子でも、自分の好きなアバターに扮して、仮想空間に作られた学校に登校するという可能性はないだろうか…-
早速、中古のVRゴーグルを探し、次にアバター同士が交流できる場所を調べました。そして、そこが不登校の生徒たちが安全に使える場所かを試すため、自分がアバターとなって飛び込んで(dive)みました。
私が変身したアバター
最初に出会ったのは緑色のロボットさん。英語で話しかけてみると、その方はドイツ人でデュッセルドルフに住んでいる方でした。
また、別の日、朝5時に起きて、diveしてみると、アメリカと韓国の若い方と出会いました。年令の話になって、自分が60才だと告げると、「Oh, so cool!」、「Your voice is very young」と話が弾みました。韓国の方は高校生くらいの方でしたが、アメリカの方とも流ちょうに英語で話されていて、日本の英語教育との違いにとても驚きました。
米(左)、韓(右)お二人のアバター
私が、学校に来ることができなくなった生徒に、こうしたアバターを使って登校の可能性を探っていることを話すと、二人は俄然興味を示してきて、「Youは、学校の先生か?」、「Yes、数学の先生だ」、「Oh, Great!」…。
話は弾み、「学校でその他に、どんな仕事しているのか?」と聞かれたので、素直に「校長先生(principal)をしている」と話したら、「You are a liar!(うそつき!)」と言って、二人は消えてしまいました。(確かに普通に考えると、校長先生がこんなところにいるわけないか…^^; )
没入感や360度視野の体験は、これまでにないレベルで、新しい学びや交流をもたらします。しかし、あまりのリアルさに圧倒されて鼓動が早くなったりする事にも気がつきました。心理学の見地から書かれているVRの解説書も読んでみると(What virtual reality is,How it works,and What it can do,Jeremy Bailenson,2018:邦訳 VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学:文藝春秋)、VRでの体験は仮想体験とは言いつつもほぼ現実の体験と変わらないことや、VRゴーグルは通常の治療では効果がなかったPTSDの治療にも使われるほど、心に対する影響力が強いことが述べられていました。
こうした知見も踏まえ、不登校で悩んでいる子どもたちを支援する方法の一つとして、VRが本当に役立つのか、慎重に功罪の部分を見極めながら、その可能性を探ってみたいと思っています。
行く行くは、仮想空間の中の学校にこだわらず、いろんな仮想空間の世界を、先生と彼ら・彼女らが一緒に旅することで、新たな体験をとおした絆が生まれるような、そんな使い方に発展して欲しいと願っています。
R4_81 寝坊なしはお見事
今日は1クラスが学級閉鎖から復帰、1クラスが学級閉鎖となり慌ただしい朝です。
閉鎖されたクラスでは、先日練習したTV会議を使って朝の会が営まれました。
練習からすぐに実戦となりました
何人寝坊するかなと思っていましたら、全員参加! すごい!
課題などの指示が出ました
最後は手を振ってバイバイ
国語のプリントが出ていることなどを伝え、だいたい20分弱で朝の会は終了しました。
この時期のお休みは、不安になりますが、こうした方法で連絡を取り合えることが、少しでも不安の軽減につながればと思いました。休み中は自分の計画をしっかりと持って、有意義に時間を使って、必要な取組をして欲しいと思います。
また、昨日は学校運営協議会がありました。(すみません、写真撮るのを忘れました ^^; )今年度の北中の学校運営協議会は、北日吉小学校と合同で開催されています。
昨日の会議で話題になったのは、学習習慣の定着と不登校に関するものでした。
小学校では学年×10分+10分(例:小3の場合3×10+10=40分)という約束で勉強をするように指導しているそうです。中学校では、学年+1時間を目安としていますが、ゲームの時間が4時間を超える児童・生徒もそれなりにいて、なかなか達成できていないのが実情です。
また、小、中で自己肯定感について小学校では低めの傾向、中学校では高めの傾向があり、どうしてだろうという話題になりました。各委員からの発言の結果、より多くの先生が関わって、その子に対する気づきが多いせいではないかという方向で落ち着きました。
北中校区は、明らかに学習習慣の定着は一つの課題になっています。今後、学級を基盤にした学習習慣の強化や、良い習慣作りについて取組を強化して参ります。
ぜひ各御家庭でも、頑張った事に対するお声がけ・励ましについてご協力をお願いいたします。
R4_80 Web会議の練習
12月も気がつくと第3週、師走は飛ぶように毎日が過ぎていきます。
全道のコロナの罹患者は少しずつ減少傾向ですが、北中では明るい兆しはもう少し先かなという感触です。
現在、1クラスが学級閉鎖になっていますが、担任の先生が頑張ってWeb会議を使って、リモートで朝の会に取り組んでいます。今朝は8:15分の集合時間に、姿が見えない生徒が4人ほどいたそうです(^^;)。
今後、他のクラスへも学級閉鎖が広がった場合も考えて、今日は各クラスでWeb会議の使い方について確認しました。
2年前にコロナがはやり始め、病気の実態がよく分からなかった頃にも、田中先生(現:乙部中)や小林先生(現:深堀中)を中心にリモートで朝の会をどう行うか検討していました。その後、北中では授業をオンデマンド配信に切り替えたため、最近はあまり使っていない機能でした。
試しでクラス全員をTV画面に一覧にして表示してみると、手慣れた感じで機材を使いこなしていました。2年の間の進歩は凄いものです。
コロナがはやって、休校になっていた頃は、子どもたちを励まそうと見て楽しそうな、元気の出る教材づくりを一生懸命にしていました。傑作は岡先生(現:本通中)のエアロビで英語を勉強するビデオ。「カメラを写すだけ」とかり出された先生が、いつのまにかエアロビのダンスに巻き込まれていました。
振り返るとたいへんな日々でしたが、それでも毎日がとてもメリハリに富み、頑張った日々です。
「三歩進んで二歩戻る」のような3年間でしたが、あの頃の不安を遙かに超える、たくさんの知恵が貯まりました。
恐れず、怯まずに、前に進んでいきたいと思います。
R4_79 まつり縫いできた~!!
本日は1年A組の家庭科の授業を参観しました。家庭科の水上先生は恵山中学校を拠点校として、毎日違う学校で家庭科を教えているスペシャルハードな先生です。
今日は、裁縫の基本を振りかえることを目標として、まつり縫いに挑戦しました。
最初は動画を見ながら縫い方の注意点に触れていました。生徒からは、「三角形のイメージで縫えばいいのかな!?」など友達と考えながら見ていました。
実際に縫い始めると真剣そのものでした。わからないところは友達や先生に聞いたり、教科書で確認しながら進めていました。
どんどん手を動かしている生徒に聞いたところ、小学校の家庭科クラブでやったことがあり、得意だといっていました。
支援員の國田先生からアドバイスをもらう生徒たち。子どもたちのマスターしたいという純真な姿って大変微笑ましいですね!!
布の裏側からみても縫い目が見えてないので成功です!!次時の授業はまつり縫いでティッシュカバーを縫います。本番に向けて、ご家庭でも練習しておくと良いかもしれませんね。
R4_78 安心安全メールの不達
私の携帯ですが、昨日から、安心安全メールを受けると、なぜか迷惑メールに分類されるようになりました。たぶん、迷惑メールを分類する携帯会社のフィルターが変わったのかと想像しています。
もし、御家庭でも同様の症状がみられましたら、迷惑メールについて、一度ご確認なさってください。
(以下、このWebでの新しい文章です)
安心安全メールが届かないというお話を何件か頂きました。
学級閉鎖に入っているクラスもあるので、この件について、保護者の皆さんに急いでお知らせすることにいたしました。
どうやら、昨日から迷惑メールに分類されてしまう現象が、特定の携帯会社さんのメールで起こっているようです。(同じ携帯会社さんでも、icloudを利用してるメールは、問題なく配達されているようでした。)
迷惑メールのフィルターが変わったためと推察していますが、安心安全メールを通過するホワイトリストに加えると回避できます。
※迷惑メールにならないようにする方法
メール設定->受信するメールの登録->hakodatekitachu@ansin-anzen.jp を登録します
携帯会社さんのフィルタリングの設定が、「通過」になるとよいのですが、当面は、こうした形での運用が必要なようです。
今日の夕刻(17時頃)に一度、学校からのメールが受信されているかを確かめるメールをお送りいたします。ご自分の携帯で、安心安全メールが無事に受信できているか(迷惑メールに分類されていないか)を確認してみてください。
何卒宜しくお願い申し上げます。
追伸
今日の給食は、ホタテグラタンとトマトスープです。道産食材を使っているそうです。
学級閉鎖のクラスのみなさんも、お昼を食べている頃かな?!
R4_77 保護者懇談が無事終了いたしました
12月1日から始まっていた、二者・三者懇談ですが、昨日、無事に終えることができました。3年生の皆さんは、いよいよ進路が確定し、受験のラストスパートに入ります。また、1・2年生の保護者の皆さんとは、学校やお家での様子を交流し、心配事の解消や、冬休みから3学期に向けてよりよい形で過ごしていくために向けた話し合いが持たれました。
面談に際して、お勤めの方は勤務先のローテーション変更など、いろいろとお手数をかけたものと拝察いたします。本当にこの度はありがとうございました。
コロナもなかなか下火にならない日々が続いており、北中では一つの学級が今日から来週の火曜日まで学級閉鎖になりました。学校では引き続き、手洗いや教室の換気・室温に気をつけ、警戒を厳として生活して参ります。
御家庭におかれましても、風邪のような症状や体調不良などの際には、お子さんのご様子を看ていただき、必要なご判断を引き続きお願い申し上げます。
今週は1年生、2年生の朝のクラスのご様子を紹介してきました。この号では昨日の下校風景から、冬に向かう北中生の様子をご紹介したいと思います。
2学期もあと少し、寒さに負けないように心を温かくして頑張ろう!
R4_76 2年生の朝
毎朝、コロナ関係で欠席があるクラスには、ワゴンカメラを設置しに教室をまわります。今日は5つのクラスで授業が収録されました。朝、ワゴンを押して教室に行くと、2年生の学級に一番乗りで、朝の挨拶運動をしている鈴木さんが登校してきました。
今日の一番乗りは鈴木さん
普段はうるさいぐらいの教室ですが、朝は静かで、教室で作業していると、ふと掲示物に目止まりました。最近の2年生は、生活改善や学習習慣の定着に力を入れていて、簡素ですが力強い掲示にその思いを感じます。
お、力強いメッセージ
揃えている学校もあるのですが、北中では教室の掲示は担任の先生にお任せで、同じ掲示でも(下の写真の1枚目と2枚目)、クラスによって違った装飾になっています。
朝、掲示物を眺めている間に、階段を楽しそうに会話しながら上がってくる子どもたちの姿が見え始めました。
折角ですので、今日は登校直後の2年生のみなさんの様子をご紹介します。
ポーズ、ありがと
最近のカバンは大きいね…
師走に加えてコロナへの対応で忙しさが加速していますが、お忙しいのは御家庭でもかわりありません。
26日の終業式に向かって、着実に、しなければならないことを積み上げていきます。
R4_75 今朝は寒かったですね
今週の函館の週間天気予報は、月~金まで全部予期の予報です。とりわけ今日は、最低気温が-5℃との予報でしたので、通学路の凍結が気になり早出しました。雪の下は案の定、凍っていましたので滑り止めの砂蒔きです。
保護者面談で学校にお越しになる際には気をつけていらっしゃってください。
週末に外壁の覆いが全てとれて、生徒玄関を半年ぶりに見ることができました。玄関の屋根も、水漏れ状態から、きちんと水はけを考慮した形に整えられました。あとは、工事菅関係ではグラウンドにある作業小屋を残すのみとなりました。いよいよ工事が終わりを迎えていることを感じます。
落ち着いた色合いで良かった!
今朝は、1年生の各クラスの朝の様子を掲載いたします。
今週も、子どもたちに「やっぱ学校はいいわ~」と言ってもらえるように、頑張ります!
R4_74 二者・三者懇談が始まりました
窓外の景色も急に冬景色へと変わり、いよいよ冬の訪れを感じます。
12月1日(木)から7日(水)まで、二者、三者懇談が始まりました。ちょうど雪景色に変わった日がスタートとなりました。12/5からの週間天気予報も1週間雪の予報です。保護者の皆さんにとって、学校にお越しいただくことがご負担にならないことを願っております。
三年生は志望先についてこの懇談で確認となりますので、いろいろなデータも交えながら三者でお話を重ねていきます。
一・二年生は、担任と保護者の二者懇談で、学校での様子や家での生活などについて話し合いがもたれています。
先日の保護者アンケートでは、この面談をWebを使ったTV会議でお願いできないでしょうかというご意見を頂きました。社会の変化に伴って、ご家庭も年々忙しくなっており、時代はそういった方向に進んでいる事を感じます。
市内の中学校の中には、学級閉鎖と生徒との個人面談の時期が重なって、個人面談をTV会議を使って行ったところもあるというお話を伺いました。学級閉鎖期間中にも面談ができるのは凄いことで、学校のICT化の新しい側面をみる思いがしました。
ただ、中には話しづらいことや悩みを抱えていても、うまく伝えられない子どももいます。昔、担任をしていた頃は、そうした子どもと面談する時に、仕草や目の動き、微表情などにずいぶん助けられて、悩みを推し量ったり、寄り添っていたことを思い出します。
ものごとを進める際には、効率と効果という二つの尺度が存在します。今の時代は、事業者(学校)がその二つにどう折り合いをつけているのかを、シビアに試してきているのかもしれません。
R4_73 記念誌を振り返って
北中が開校されてから今年で41年になりました。
昨年度はちょうど40周年にあたる年でしたが、ここ数年のコロナ下での行事となることもあり、学校運営協議会にもお諮りし、記念DVDを配布するという形で慎ましく祝う形をとりました。
学校には、これまでの周年行事の記念誌が残されており、節目の10年でいろいろな取組があった事が回顧されます。(これまでの記念誌)
開校から、学校の姿が固まってくるまでの10年の足跡、20周年の記念事業として行ったミュージカル「ライオンキング」、最盛期は800名を超えた生徒数が300名に急激に減って部活動の維持が大変なこと…など、月日の移り変わりとともに学校が力強く前進する姿や、抱える課題に悩む姿が伝わってきます。
R4_36号で、生徒会誌「北峰」をアーカイブし、Webから閲覧できるようにしたお話をしましたが、積み重ねられた足跡をたどることは、この先の未来に進む上で、とても大切な営みであると感じました。
学校は年々忙しくなってきていますが、もしコロナが落ち着いたら、新しいミュージカルに挑戦できる学校になりたいですね。
シンバ役(当時3年:田中祥太さん、子ども時代:宮本あけみさん)