#R4_北中ブログ
R4_112 ノート添削
2月13日の月曜日から、2年生の数学の勉強を支援しようとノート添削を始めました。
数学は積み重ねの学習が多く、一度不得意になるとなかなか自力では回復できないので、ノートにしっかりと問題を解いてもらい、応援しようという試みです。
添削に参加するルールは「毎日、ノートを出すこと」。当然、取り組めない日もあるので、そんな日でも「1問だけ解いて出すこと」、そして「もし、提出できないときは添削を止めまーす」。こんなルールで取組を始めました。
当初は、20人くらいの生徒が参加していたのですが、取組が進むにつれて、今は10冊くらいのノートが毎日届いています。そのノートに赤ペンで添削を書いて、その日のうちに返却というのが一連の流れです。
しかし、生徒によって間違うところは様々です。それに解説を一つ一つ書いていて手が回らなくなりましたので、最近は解き方の解説を、QRコードを付けてYouTubeから視聴できるようにして、添削が少なくなるように工夫しています。
実際に取り組んでみて、教師には、その問題の解き方を教えること以上に、大切な役割があることに改めて気づかされました。
子どもたちを励まして毎日の勉強を動機づけたり、それぞれの子どもの力量にあった問題を選択したり、頑張りすぎの子どもに適切な演習の分量を伝えたり…。
3月の終業式まで、毎日提出のルールを頑張って守って、1冊でも多くのノートが残って欲しいと思っています。
R4_111 美術の時間の柔らかさ
昨年の11月に美術の村國先生が着任されて、4ヶ月が経ちました(cf. R4_59)。毎週月曜日と金曜日に学校にお越しになるのですが、気がつくと、美術室の壁や廊下が作品で一杯になっていました。
風船に紙を貼ってランプシェードづくり
川嶋君、会心のポーズ
台座はラッカー仕上げです
クリップに飾りをつけた作品
砂絵も上手な仕上がりです
水墨画ではWebで参考作品を探します
印も押し、雰囲気でてますね!
3年前に笠松先生の美術の授業を拝見して、子どもたちがとても和やかな表情をしていることに気がつきました。それ以来、時々カメラを片手に、美術の時間にお邪魔するようになりました。
卒業式のライブ配信の合間に流すスライドショーには、美術の授業中に撮られた写真がたくさんありました。
今年は、学校にある自分が写っている写真や動画を、microSDに入れて持ち帰ることができないか模索中です。難所はいくつもあるのですが、衝を見据えて頑張ってみたいと思います。
R4_110 学年末テスト
今日(2/17)は、1・2年生の皆さんの学年末テストでした。寝不足で調子を崩している生徒がいないか心配で、登校の様子をみていました。
いつもよりは、いくぶん堅い雰囲気の朝でした。きっとテストを前に緊張しているのかな…。
8時半過ぎに1時間目のテストが始まり、みなさん真剣に取り組んでいました。
中学校の試験は定期テストや実力テストがあり、小学校の試験は単元が終わったときに、そのクラス毎でテストをしています。試験期間が近くなってくると、いろいろな教科の試験範囲が示され、普段の勉強をちゃんとしていないと、天手古舞いになってしまうところが大きな違いです。
1年生の教室でテストに臨む様子をみてみると…
私はテスト監督をしているとき、子どもたちの手の動きを、よく見ています。手は脳と密接に繋がっていて、閃いたときには「やった!」のようなアクションが手に顕れるので、「お、うまく解けそうなんだね」と心の中で応援しています。
中学校生活も間もなく1年。1年生の皆さんの手の”表情”をみせてもらいながら、これまでの成長を、いろいろな行事や活動に重ね、振り返った1日となりました。
R4_109 オンラインでのテスト
令和5年度に行われる全国学力・学習状況調査では、英語の話すことのテストが4月にオンラインで行われる予定になっています。今日は、その接続テストが行われました。
大学入試の共通テストでもヒアリングが行われていますが、あちらは手元に置いたICプレーヤーが使われています。今回の取組は、ネットワークに接続した一人一台端末を使っており、生徒の話す力をマイクから拾って採点しようという前衛的な試みです。
CBT(Computer Based Testing)という言葉を、教育現場では最近耳にするようになりました。これは、学校の1人1台端末を授業や家庭において活用し、オンライン上での学習やテストに役立てようというものです。
ネットワークをフルに活用しながら、紙の教材から電子の教材へ、紙のテストから電子のテストへと、まさに学校を取り巻く時代がもの凄いスピードで進んでいることを感じます。
R4_108 戦い済んで日が開けて…
昨日(2/14)が私立高校の入試日でしたので、今日は3年生の皆さんがどんな様子で登校するか見ていました。
昨日の入試に上靴を持って行って、今日、学校に持ってくることを忘れた人などもいましたが、朝は落ち着いた様子で過ごしていました。
1月に司書の渡辺さんが退職されましたが、その代わりとして赤川中学校から週に1度北中に臨時で来て頂くことになった三嶋さんが、今日は図書室にいらっしゃいました。
3月まで来て下さる三嶋さんです
3年生が昼休みに図書室を使用できる日でしたので、図書室を見回すと…いました!
ウオーリーを探せで爆盛!
ちょっとした息抜きの時間です
皆さん、入試が終わって少しほっとしているようです。
今回の私立高校の合格発表は、コロナでの再受験の予備日を取っている関係で、24日(金)です。少し、発表まで時間がありますので落ち着かないかも知れませんが、3年生らしくしっかりと生活して欲しいと思います。
最近のニュースではChatGPT(チャットGPT)という、自動で文章を作ってくれるAIのことが凄く話題になっています。試しに、「生徒が入試を終えてほっとしている様子を話して下さい。」と入力してみました。
ChatGPT答えて曰く
とのことです。う~ん、座布団2枚かな…。
R4_107 明日(14日)は私立高校の入試が行われます
週末に気温が少し高くなり、これまで除雪した雪が溶け出して、小さな通りでは足下がぬかるんでいる週明けとなりました。
さて、いよいよ明日は、私立高校の入試が行われます。道内の私立高校は、A日程(14・15日)とB日程(17・18日)という2つの日程で入試を行っていますが、函館地区はA日程の14日が本番です。
進路の小阪先生から諸注意です
4時間目の学年集会では、全体への指導に続いて、明日の受験校に分かれて綿密な打ち合わせが行われました。
私学の入試の時期は毎年2月中旬ですので、天候が厳しいことが多かったように思います。
また、私が高校入試の時は、前日の夜に緊張して眠ることができず、不安な思いで入試に臨みました。大人になってから、教育大学の米谷元捷教授に、「眠れないときは、ふとんの中で黙って目をつぶって、じっとしているだけでもいいんだよ」ということを教えていただき、そのことを知ってから、前日の布団の中での気持ちがだいぶ楽になりました。
明日は、一転して-8°と冷え込む予報です。今日の夜は体調に気をつけて過ごしてください。そして明朝、それぞれの学校の集合時間に間に合うようにしっかりと起きて、本番に臨んで下さい。
がんばれ北中生!
R4_106 「学問に王道なし」って本当か?
図書館司書の渡辺さんが1月末で退職されたので、昼休みの図書室の様子を見にいきました。今日は各学年のB組さんが貸出日となっていて、B組の図書委員さんがカウンターに並んでいました。
図書室の本棚の所にいた生徒に「どんな本をみているの?」と声をかけたら、勉強の仕方の本を読んでいますとのこと。思わず、本棚の所をよくみると、司書さんが勉強の仕方を解説した本を集めたコーナーがありました。
渡辺さんありがとう!
本から情報を拾って…
話を聞くと、時間を節約して勉強する方法を探しているとのことでした。
折角の機会ですので、私の経験を話しました。題して「数学の勉強をするとき」は
①(問題のレベルや問題の解説スタイルが)自分にあった問題集を(先生と相談して)見つけること
②その問題集を演習し、1回目でできた問題は無印にして、間違った問題に印を付けること
③テスト前の復習では、印の付いた問題だけを復習すること(できれば2回解きたい!)
④気分が乗らないときや、やりたくない時でも、1問だけ解くようにして毎日勉強すること
※これを学習ノートの形で、毎日出せるようになると、先生からの助言も届くようになります。
学問に王道なしという諺があります。勉強にとって地道な努力を続けることが一番大切ということです。
でも、やみくもな努力はだめで、効率や効果を勘案した取組が必要です。先の勉強法が合う人と合わない人がいると思いますが、もし迷っている時はぜひ一度試してみてください。
そして、少しずつ取組を自分に合った形に修正して、このやり方で取り組めば自分の勉強は上向きそうだという感触が掴めると、そこからは自分一人でも走って行くことができるようになります。
昨日のNHKのクローズアップ現代では「リスキング」が取り上げられていました。
子どもたちの生きていく未来は、技術革新やビジネスモデルの変化が激しく、それに対応するためには仕事で必要とされる新しい知識やスキルを、働き続けながら、効率よく効果的に学ぶ必要があります。
学び方を身に付けることは、数学そのものを学ぶ以上に大切なことになっています。学校でも、そうしたことを意識して、子どもたちを育てることが必要な時代になっています。
R4_105 数学授業改善チーム
函館市では数学の授業について、各学校を巡回して授業を見て改善点を話し合う、授業改善チームというお仕事をなさっている先生がいらっしゃいます。
年間で数回、学校に来て下さるのですが、今日が今年度最後の北中の訪問日でしたので、ご紹介したいと思います。
改善チームの永吉先生です
改善チームの先生は、その学校の数学の先生の授業の運営や、改善に向けた視点を助言することが主なお仕事ですが、時にはつまづいている生徒に直接アドバイスして下さることもあります。
改善チームの能登先生です
何年も教師をしていると、自分の授業のどこが良くて、どこに改善が必要なのか、日々の業務の中でどうしても忘れがちになります。また、学校で教える内容を示した学習指導要領が変わると、授業の力点の置き方も変わってきますので、改善チームの先生に実際に授業を見て頂いて、今にあった形にリニューアルをしています。
学校で使われている現行の学習指導要領では「個別最適な学び」と「協働的な学び」という2つの視点が重要だと言われています。普段の授業に、そうしたテイストを付けていくにはどうすればよいのかなどについてもご助言を頂き、学校では日々授業を改善する努力が続けられています。
R4_104 面接の練習
2月も第2週目に入り、飛ぶように時が過ぎています。
3年生は、2月の10日に公立高校の推薦面接、14日に私立高校の一般入試と、この後、入学選抜に関する日程が立て続けにやってきます。面接試験が課されている学校を受検する生徒は、本番を控え面接の練習にも力が入っています。
集団面接の練習のようす
個人面接の練習のようす
面接を行う高校には、集団面接の形で行う高校と、個人面接の形で行う高校があります。生徒は自分の選んだ高校の形式に合わせてで練習を重ねています。模擬面接は初めての経験ですので、普段は話し慣れた担任の先生が相手でも、緊張して練習に臨んでいる様子が後ろ姿からも伝わってきます。
志望動機をしっかりと伝えて!
考えていなかった質問にも対応
全道的にはコロナが収束の傾向を見せはじめています。なんとかこのまま無事に、入試の日程に進むことができればと思っています。
追伸
函館私学振興協議会が作成した「明日に向かってジャンプ」について、1・2年生の保護者様にも閲覧できるように準備をしています。私立高校の授業料実質無償化について、漫画で分かりやすく解説している資料です。
準備ができましたら、安心安全メールにて閲覧に必要なURLやパスワードをお知らせいたします。
R4_103 2月2日は実力テストでした
今日は、1・2年生で実力テストが行われました。
中間・期末テストとはひと味違った問題が出題され、皆さん真剣に取り組んでいました。
2年生のクラスでは、問題を読む姿も、どことなくしっかりとしてきました。もうすぐ3年生になることを見据えて、少しずつ頑張ることに対する自覚が出てきているようです。
1年生のクラスも、落ち着いて答案づくりに取り組んでいました。入学したての頃はテストになると不安で落ち着かない生徒も散見されましたが、振り返ると懐かしい思い出です。
今日も4階の教室からは、函館山の勇姿を観ることができました。
北中の校歌には「紫けむる 臥牛の孤高よ」という歌詞(フレーズ)があります。北中創立時に込められた思いが、この眺望には隠されているのかも知れません。
追伸
テストが5時間で終わって6時間目の学活はさぞかしリラックスしているだろうと思い、各学級を巡回しました。やけに教室が静かだったので、そーっと覗いてみると、なんと、どのクラスも「学年末テスト」に向けた学習計画表を作っていました。
日テレで安藤サクラさんが主演で「ブラッシュアップライフ」という人生を何回かやり直すドラマが放送されています。もう1回人生をやり直して中学生というのは、ワクワク感もありますが、けっこうきついかも…^^;。